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11月は流れ星を見るチャンスが続きます。11月6日ごろには「おうし座南流星群」が極大を迎え、13日ごろには「おうし座北流星群」、18日の明け方には「しし座流星群」が見頃になります。ニュースで「火球が見られるかも」と聞いて、今夜こそ空を見上げてみようと思った人も多いと思います。
先に結論を書きます。数がいちばん多いのはしし座流星群の18日未明で、国立天文台の目安は1時間に5個ほどです。おうし座の流星群は1時間に2〜3個と少なめですが、明るい流星(火球)が出やすいことで知られています。どれも双眼鏡はいりません。必要なのは、暗い場所と、寝転がって長く見ていられる準備と、寒さ対策です。
11月の流星群カレンダー(2026年)
国立天文台の「ほしぞら情報2026年11月」をもとに、11月に見られる3つの流星群を表にまとめました。出現数は、天の川が見えるほど暗い空で見たときの1時間あたりの目安です。
| 流星群 | 極大・見頃 | 1時間の目安 | 月の条件 |
|---|---|---|---|
| おうし座南流星群 | 6日ごろ極大(見頃は11月上旬) | 2〜3個 | 夜半前が良い |
| おうし座北流星群 | 13日ごろ極大(見頃は上旬〜中旬) | 2個 | 比較的良い |
| しし座流星群 | 18日9時ごろ極大(見頃は18日未明) | 5個 | 良い |
おうし座の2つの流星群はほぼ一晩中見られます。しし座流星群は昼間に極大を迎えるため、見るなら18日の夜明け前です。
月の満ち欠けも見ておきます。11月は9日が新月、17日が上弦、24日が満月です。南群の極大のころ(6日)は夜半を過ぎると月が出てくるので、夜の早い時間のほうが見やすくなります。13日ごろの北群は新月の直後で、月明かりの影響が小さい時期です。
おうし座流星群は「火球」が出やすい
CNNの11月5日の記事によると、おうし座南流星群は明るい火球が多いことで知られています。流星の速度が比較的遅いため、オリオン座流星群などより長く光って見えるそうです。NASAの専門家は、数はそれほど多くないものの、明るい光の筋は一度見たら忘れないと話しています。
同じ記事では、南群の活動は11月20日ごろまで、北群は12月10日ごろまで続くとされています。極大の日を逃しても、11月中旬までは晴れた夜に見上げる価値があります。
流れ星を見つけるコツは「暗い場所・広い空・15分」
国立天文台の「流星群の観察方法」で紹介されているポイントは次のとおりです。
- 街灯などの明かりが少なく、空が広く見渡せる場所を選ぶ
- 方角は気にしなくてよい。流星は空のどこにでも現れる。月がある方向を正面にするのは避ける
- 外に出てすぐは目が暗さに慣れていない。15分ほどは待つ
- 数分見えなくてもあきらめず、最低でも15分は見続ける
- 双眼鏡や望遠鏡は使わず、肉眼で空全体を見る
都市部では、見える数が目安の数分の一より少なくなることもあります。「1時間に5個」は暗い空での数字なので、街の中では目安より少なくなると考えておくと、がっかりせずにすみます。
立ったまま上を向き続けると首が疲れます。国立天文台もレジャーシートなどで寝転がって見る方法をすすめています。
11月の夜空の下は想像以上に冷える
もう一つ大事なのが寒さです。日本気象協会(tenki.jp)の11月4日の発表では、7日の立冬のころから強い寒気が南下する見込みです。流星群の観察は、風のない夜でも地面から体が冷えていきます。しし座流星群を見る18日の未明は、一日の中でも冷え込みやすい時間帯です。
国立天文台も寒い時期は防寒着や寝袋で寒さ対策をするよう呼びかけています。じっとしている時間が長いので、昼間の外出より1枚多く着るくらいでちょうどいいと考えてください。
手元を照らすライトにも気を配りましょう。スマホの画面や白く明るいライトを見ると、暗さに慣れた目が元に戻り、また慣れるまで時間がかかります。光を弱くできるライトや、赤い光に切り替えられるライトを使うと、目を暗さに慣らしたまま足元や荷物を確かめられます。
出かける前の持ち物チェックリスト
ここまでの内容を、出かける前に確かめやすいリストにまとめました。家のベランダや庭で見るときも、基本は同じです。
- 厚手の上着、帽子、手袋など、昼間より1枚多い防寒着
- 寝転がって見るためのリクライニングチェアや厚手のシート
- 寝袋や毛布など、体を上からくるむもの
- 明るさを抑えられるライト(赤い光に切り替えられると便利)
- 星座早見盤
- 温かい飲み物
暗い場所へ車や徒歩で向かうときは、足元が見えにくくなります。初めての場所なら明るいうちに下見をしておくと、夜に迷わずにすみます。立ち入りが禁止されている場所や私有地には入らないようにしましょう。
寒い夜の流星観察に用意したいもの
ここからは、国立天文台が挙げている「寝転がって見る」「寒さ対策」「星座早見盤」の考え方にそって、用意しておくと楽になるものを紹介します。
暗い所でも読みやすい星座早見盤
星座の位置を確かめたいなら、星座早見盤が1つあると便利です。日付と時刻を合わせると、その時間に見える星座が分かります。放射点のおうし座やしし座がどのあたりにあるかを知っておくと、流れた星が流星群のものかどうかを見分ける手がかりになります。
渡辺教具製作所の「スターディスク」は北緯35度用の星座早見盤で、星の色に黄色の蛍光色を使っているため、薄暗い中でも比較的はっきり見えます(Amazonの商品ページの表示)。
寝転がるように空を見上げられるチェア
地面に直接寝転がると、冷えと湿気が気になります。背もたれを大きく倒せるリクライニングチェアなら、地面から離れたまま空を見上げられます。選ぶときは、座ったまま角度を変えられるか、頭まで支えられるかを確かめておくと、長い時間でも首が楽です。
コールマンの「インフィニティチェア」は座ったままレバーで角度を変えられるリクライニングチェアです。倒すとフットレストも上がります。座面の幅は約46cm、座面の高さは約50cm、耐荷重は約100kgです(Amazonの商品ページの表示)。
体ごとくるめる寝袋
ブランケットだけでは足元から冷えてきます。観察中はほとんど動かないので、体全体を覆えるものがあると安心です。チェアに座った上から寝袋をかけたり、寝袋に入ったまま見たりすると、長い時間でも外にいられます。
コールマンの「マルチレイヤースリーピングバッグ」は3枚の層を組み合わせて使う封筒型の寝袋です。3層を全部重ねたときの快適温度は-5℃と表示されています。幅は90cmあり、洗濯機で丸洗いできます。
赤い光に切り替えられるヘッドライト
両手が空くヘッドライトは、暗い中で荷物を出し入れするときに便利です。選ぶときは、明るさを切り替えられるか、赤色のライトがあるかを確かめましょう。
LeproのヘッドライトはUSB-Cで充電するタイプで、最大約300ルーメンです。スポット、ワイドのほかに赤色のサブライトに切り替えられます。
よくある疑問
Q. 双眼鏡や望遠鏡があったほうが見つけやすい?
いりません。国立天文台によると、双眼鏡や望遠鏡は見える範囲が狭くなるため、かえって流星を見つけにくくなります。肉眼で空全体をぼんやり見るのがいちばんです。
Q. どの方角を見ればいい?
方角はあまり気にしなくてかまいません。流星は放射点(おうし座やしし座の方向)だけでなく、空のどこにでも流れます。月が出ているときは、月を正面にしない向きで空の広い範囲を見てください。
Q. 6日を逃したら、もう見られない?
見られます。おうし座南流星群の見頃は11月上旬、北群は13日ごろが極大で中旬まで見頃です。18日の未明にはしし座流星群もあります。晴れた夜に、15分ほど続けて空を見てみてください。
まとめ
- 11月はおうし座南流星群(6日ごろ)、北群(13日ごろ)、しし座流星群(18日未明が見頃)と流星群が続く
- 数はしし座流星群が多め(1時間に5個ほど)。おうし座の流星群は数は少ないが火球が出やすい
- 双眼鏡は不要。暗くて空の広い場所で、目が慣れるまで15分ほど待つ
- 寝転がって見られるチェアやシート、寝袋などの防寒、光を弱くできるライトがあると長く見ていられる
当日の天気は直前まで変わります。出かける前に天気予報で雲の様子を確かめてから、暖かくして空を見上げてください。

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