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11月8日は「いい歯の日」です。ニュースやSNSで目にして、「そういえば歯ブラシ、いつ替えたっけ」「フロスや歯間ブラシって使ったほうがいいの?」と気になった人も多いと思います。
先に結論です。歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れが残りやすいとされています。歯のすき間が狭いところにはデンタルフロス、広いところには歯間ブラシ(ゴム製のものを含む)を足すのが基本です。歯ブラシは1か月に1本を目安に替えましょう。サイズが分からないときは、かかりつけの歯科医院で選んでもらうのがいちばん確実です。
いい歯の日(11月8日)とは
いい歯の日は、日本歯科医師会が1993年(平成5年)から、「い(1)い(1)歯(8)」の語呂合わせにちなんで11月8日を啓発の重点日にしたものです。この日に合わせて、全国の歯科医師会が講演会や無料歯科健診、歯みがき指導などのイベントを行っています。
厚生労働省の「令和6年歯科疾患実態調査」では、80歳で20本以上の自分の歯がある人(8020達成者)は約61.5%と推計されています。前回(令和4年)の51.6%から増えました。
同じ調査で、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを使う人は54.2%でした。毎日歯をみがく人が97.3%なのに比べると、歯間ケアをしている人はまだ半分ほどです。
歯ブラシだけでは歯と歯の間が残りやすい
日本歯科医師会のWebマガジンでは、歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢(プラーク)を61%しか除去できないと紹介されています。歯間に残った歯垢は唾液中のカルシウムなどで石灰化して歯石になり、そうなると歯科医院で取ってもらう必要があります。
厚生労働省の健康情報サイトでも、歯ブラシは歯の表と裏、かみ合わせの面には有効でも、歯と歯の間の清掃には十分ではないと説明されています。そこで役に立つのが、フロスや歯間ブラシといった歯間清掃具です。
フロスと歯間ブラシ、どちらを選ぶ?
すき間の広さで選ぶ
道具は「歯と歯のすき間の広さ」で選びます。日本歯科医師会と厚生労働省の情報を、使い分けの表にまとめました。
| すき間の広さ | 向いている道具 | ポイント |
|---|---|---|
| 狭い・歯が重なっている | デンタルフロス、ホルダー付きフロス | 糸を歯に沿わせて汚れをかき出す |
| 広い | 歯間ブラシ、ゴム製のソフトピック | すき間より少し小さめのサイズを選ぶ |
| 分からない | 歯科医院で相談 | サイズと使い方を教えてもらえる |
歯間ブラシは、すき間より大きいサイズを無理に通すと歯ぐきを傷つけることがあります。迷ったら小さめを選び、歯科医院で合うサイズを確かめると安心です。
フロスの使い方
糸だけのタイプは40cmほどに切って使います。歯に沿わせて、のこぎりのように前後に動かしながら歯と歯の間に入れます。
歯と歯が接するところを越えたら、歯ぐきに糸が少し隠れるくらいまで入れ、歯の面に沿わせてかき出します。手前と奥の両方の歯で同じように動かし、最後は前後に動かしながら外します。持ち手付きのY字タイプやF字タイプなら、指を口に入れずに使えるので、初めての人でも扱いやすいです。
歯間ブラシの使い方
歯間ブラシは表側からやさしく入れて数回往復させます。下の歯は斜め上寄り、上の歯は斜め下寄りの角度で通すと入りやすくなります。裏側からも同じように通すと、汚れを落としやすくなります。
形はまっすぐなストレートタイプとL字型があり、ストレートタイプは前歯、L字型は奥歯に使いやすいとされています。使ったあとは毛先を流水で洗い、風通しのよい場所で保管します。日本歯科医師会のWebマガジンでは、毛先の交換は週に1回を目安にし、汚れたり曲がったりしたら早めに替えるよう案内しています。
歯ブラシの替えどきと選び方
歯ブラシは1か月に1本を目安に交換しましょう。日本歯科医師会の「歯の学校」では、毛先が開くと汚れを落とす力が3割近く下がると紹介されています。見た目にまだ使えそうでも、使い始めた日が分からなくなったら替えどきです。
選ぶときは、ヘッドの大きさを見ます。大きいヘッドは一度に広くみがけますが、奥歯の奥や歯並びが重なっているところに届きにくくなります。小さいヘッドは隅まで届きやすい代わりに、1本ずつ丁寧にみがく必要があります。
持ち方に合わせてハンドルを選ぶのもポイントです。手のひらで握る人は太め、鉛筆のように持つ人は細めのハンドルが合うとされています。力を入れすぎてしまう人は、強くみがきすぎたときに知らせてくれるタイプも選択肢になります。
いい歯の日に見直したい歯間ケア用品
選び方のポイントは次の3つです。
- すき間が狭いならフロス、広いなら歯間ブラシかゴム製のピック
- 初めてなら持ち手付きで、口の奥まで届きやすい形のもの
- 歯ブラシは1か月ごとに替えられるよう、数本セットを用意しておく
すき間が狭い人向けのフロス、すき間が広めの人向けのゴム製ピック、歯ブラシのセットを紹介します。
フロス:クリニカ アドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ
これから歯間ケアを始めるなら、持ち手付きで扱いやすいY字タイプのフロスから試すと続けやすいです。ライオンのクリニカ アドバンテージ デンタルフロスはY字タイプで、18本入りが3個のセットです。
ゴム製の歯間ブラシ:GUM ソフトピック カーブ型
GUMのソフトピックはワイヤーの代わりにゴムでできた歯間ブラシです。カーブ型のハンドルで奥歯にも届きやすく、サイズはSS〜Mの「やや細いタイプ」です。すき間がやや広めの人が、ゴム製のピックを試すときの候補になります。
歯ブラシ:クリニカPRO ハブラシ アラームハンドル
ライオンのクリニカPROハブラシ アラームハンドルは、しなるハンドルで、力を入れすぎると「カチッ」と音で知らせてくれる歯ブラシです。ヘッドは奥歯の奥まで届きやすい極薄タイプです。紹介するのは4列コンパクト・ふつうの3本セットにY字フロスが付いたAmazon限定品で、1か月ごとに替えていくとちょうど3か月分になります。
よくある疑問
Q. 歯間ブラシのサイズが分かりません
すき間より少し小さめを選ぶのが基本です。無理に通すと歯ぐきを傷つけることがあるため、きつく感じるときはサイズを下げます。歯間ブラシはサイズの種類が多いので、分からなければ歯科医院で選んでもらいましょう。
Q. 歯間ブラシは1回で捨てるものですか?
使い捨てではなく、使ったあとに毛先を流水で洗い、風通しのよいところで乾かして繰り返し使います。日本歯科医師会のWebマガジンでは、毛先の交換は週に1回が目安とされています。汚れたり曲がったりしたら、その前でも替えます。
Q. 液体ハミガキと洗口液は何が違いますか?
使うタイミングが違います。液体ハミガキは歯をみがく前に口に含んでぶくぶくうがいをし、そのままブラッシングします。洗口液は歯みがきの後にぶくぶくうがいをして吐き出します。どちらも水ですすぐ必要はないと案内されています。
まとめ
- いい歯の日は11月8日。日本歯科医師会が1993年から続けている啓発の日
- 歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢が残りやすい
- すき間が狭いならフロス、広いなら歯間ブラシやゴム製のピック
- 歯ブラシは1か月に1本、歯間ブラシの毛先は週1回が交換の目安
- サイズや使い方に迷ったら、かかりつけの歯科医院で相談する
歯間ケアは、いつもの歯みがきに1本足すだけで始められます。いい歯の日をきっかけに、洗面所の歯ブラシとケア用品を見直してみてください。

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