置き配の責任は誰に?国交省の指針と今からできる盗難対策

置き配の責任は誰に?国交省の指針と今からできる盗難対策

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ネットで注文した荷物を玄関前に置いてもらう「置き配」。便利な反面、「届いたはずの荷物がない」「荷物の液体洗剤が漏れて廊下が汚れた」といったトラブルも聞くようになりました。そんな中、国土交通省が置き配のトラブルで誰が責任を負うのかを示す指針を、年内にも公表すると報じられています。「盗まれたら誰が補償してくれるの?」「自分で何か対策しておいたほうがいい?」と気になっている人も多いと思います。

先に結論です。報道によると、指針では玄関前の置き配を指定した場合、宅配事業者が荷物を置いた時点で配達完了となり、その後のトラブルは利用者が責任を負う可能性があることへの理解を促す方向です。指定する側としては、高いものは対面やコンビニ・宅配ロッカーで受け取り、玄関前に置いてもらうなら鍵の掛かる宅配ボックスや置き配バッグを用意しておくと安心です。

目次

国交省の置き配の指針で何が決まる?

読売新聞オンライン(11月6日配信)によると、国土交通省は宅配事業者や通販サイトの事業者、利用者に向けた置き配の指針を作っていて、年内にも公表する方針です。国交省のホームページなどで公表される予定とされています。

指針のポイントは、トラブルが起きたときの責任の分け方をはっきりさせることです。報道で示されている内容は次のとおりです。

  • 「配達完了」のタイミングを、ケースごとに示す
  • 玄関前の置き配を指定した場合、荷物を置いた時点で配達完了となり、その後のトラブルは利用者が責任を負う可能性があることへの理解を促す
  • トラブルが起きたときの利用者の対応方法も示す
  • 宅配事業者には配達完了時に荷物の写真を撮って利用者に知らせることを勧める

指針の全文はまだ公表されていません。ここで紹介した内容は報道の段階のもので、実際の内容は公表後に国交省のページで確かめてください。

置き配のトラブルはどれくらい増えている?

同じ記事によると、東京都消費生活総合センターなどに寄せられた置き配の相談は、2016年度の75件から2020年度に375件へ急増し、2025年度は550件と、10年間で約7倍になりました。相談の例として、「置き配の連絡があったのに荷物がなかった」「液体洗剤が漏れて共用廊下のカーペットが汚れた」といったものが紹介されています。

荷物の数そのものも増えています。国交省によると、宅配便の取扱個数は2024年度に約50億個で、2016年度より約10億個増えました。国交省は配達員の負担を減らすため、置き配を含めたいろいろな受け取り方を広めたい考えです。

一方で、国交省が昨年5月に公表した消費者約1000人への調査では、24%が置き配を「利用したいと思わない」と答えました。理由でいちばん多かったのは「盗難・紛失の可能性がある」(59.8%)です。

置き配を使うなら、受け取る側でできる備え

「置いた時点で配達完了」となる場合、そのあとの荷物を守るのは受け取る側になります。今からできる備えを4つにまとめました。

荷物の中身で受け取り方を使い分ける

防犯アドバイザーの京師美佳さんは、玄関前の配達は盗難などのリスクが高いとして、宅配ボックスの設置を勧めています。あわせて、商品を高級品や日用品などに分け、受取先を宅配ボックス、在宅中の玄関前、コンビニなどに使い分けることも対策になるとしています。

たとえば、ティッシュや洗剤のような日用品は置き配、家電やブランド品などの高いものは対面やロッカーで受け取る、という分け方です。

コンビニや駅の宅配ロッカーを使う

駅やスーパー、コンビニなどでは宅配ロッカーの導入が進んでいます。宅配事業者のサイトで氏名などを登録して受取先を指定すると、荷物が着いたときにメールで知らせが届きます。帰り道に寄れる場所にロッカーがあるなら、留守が多い人でも盗難を心配せずに受け取れます。

配達完了の写真と通知を確かめる

指針では宅配事業者に配達完了時の写真撮影を勧める方向です。すでに写真付きで知らせてくれるサービスもあるので、通知が来たら写真の置き場所を確かめ、なるべく早く荷物を取り込みましょう。荷物が見当たらないときは、すぐに通販サイトや宅配事業者に連絡しましょう。

補償の仕組みを知っておく

日本郵便は2021年から、置き配を指定した利用者の荷物が盗難にあった場合に、1万円を上限に補償する仕組みを導入しています。ヤマト運輸も2025年に、盗まれた置き配の荷物も補償の対象にした火災保険の販売を始めました。補償の条件や対象は事業者ごとに違うため、使っている宅配事業者のページで確かめておくと安心です。

宅配ボックス・置き配バッグの選び方

宅配ボックスや置き配バッグを選ぶときは、次の3つを見ておきましょう。

  • 置ける場所を確かめます。マンションやアパートなら、ドアノブに掛ける袋タイプや折りたたみ式が向いています。共用廊下に置くことになるため、管理規約で置き配用品が使えるかも確認しておきましょう。戸建てなら、据え置き型やポスト一体型も選べます
  • ふだん届く荷物のサイズが入る大きさかを確かめます。まとめ買いが多いなら容量に余裕があるものを選びます
  • 盗難に備えて、鍵が掛かるか、ワイヤーで玄関まわりに固定できるかを見ます

マンションやアパートで工事なしに使いたいなら、ドアノブに掛ける袋タイプの置き配バッグがあります。

OKIPPAの「宅配BOX 折り畳み 57L」は、玄関のドアノブなどに吊り下げて使う袋タイプの置き配バッグです。使わないときは13cm四方に折りたためて、広げると57Lまで入ります。盗難防止ワイヤー付きの専用ロックと鍵式の南京錠、配達員向けのプラカードやステッカーがセットになっていて、工事なしで取り付けられます。

戸建てで郵便物もまとめて受け取りたいなら、ポスト一体型の宅配ボックスがあります。

PYKES PEAKの「HAZUKI」は、上段がポスト、下段が宅配ボックスになったポスト一体型です。下段は74Lの容量で、上段の投函口にはA4サイズより大きな郵便物やレターパックも入るとされています。上扉と下扉は同じ鍵で開けられます。メーカーの説明では、荷物を受け取れるのは1回のみとされているので、1日に何個も届く家では注意が必要です。

玄関前の様子をスマホで確かめたい場合は、屋外でも使える見守りカメラという選択肢もあります。

TP-Linkの「Tapo C120」は、屋内と屋外の両方で使えるWi-Fiカメラです。2K QHDの画質で、IP66の防水防塵に対応しています。カメラの両脇にライトがあり、暗い場所でもカラーで撮影できます。Amazon.co.jp限定の商品です。

よくある疑問

Q. 置き配の荷物が盗まれたら、誰が補償してくれる?

A. いまのところ、宅配事業者や通販サイトごとに対応が違います。国交省の指針では、玄関前の置き配を指定した場合は荷物を置いた時点で配達完了となり、その後のトラブルは利用者が責任を負う可能性があることへの理解を促す方向と報じられています。日本郵便のように上限付きで補償する仕組みもあるので、使っている事業者の条件を確かめておきましょう。

Q. 指針はいつ公表される?

A. 報道では「年内にも」とされています。国交省のホームページなどで公表される予定です。

Q. マンションでも置き配バッグは使える?

A. 吊り下げ式や折りたたみ式なら、工事なしで取り付けられるものが多いです。ただし、玄関前の共用廊下に置くことになるため、管理規約で禁止されていないかを先に確かめておくと安心です。

まとめ

置き配はトラブルの相談が10年で約7倍に増え、国交省が責任の分け方を示す指針を年内にも公表する方針です。

  • 玄関前の置き配を指定すると、置いた時点で配達完了となり、その後は利用者の責任になる可能性がある
  • 高いものは対面やコンビニ・宅配ロッカー、日用品は置き配と使い分ける
  • 配達完了の通知と写真を確かめ、早めに取り込む
  • 玄関前に置いてもらうなら、鍵の掛かる宅配ボックスや置き配バッグを用意する
  • 補償の条件は事業者ごとに違うので、事前に確かめておく

年末に向けて通販を使う機会が増える時期です。指針の公表を待つ前に、受け取り方を一度見直しておきましょう。

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この記事を書いた人

仕事と育児に追われながらも家電や節約など
生活に関する事を紹介しています!
お菓子のたべっ子どうぶつに絶賛ハマり中。
ちなみに目玉焼きはマヨネーズ派です。

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