どうもぐっさんです。
5連勤が始まる憂鬱な月曜日の朝
何気なくTwitterを眺めていると
驚くべき文章が目に飛び込んできた。
『ブクガ 解散』
それは正に青天の霹靂
出勤準備をしていたがその場にへたり込んでしまった
そんなことがあるわけないと反芻するも空しく
その事実が横たわっていた。
突如、解散Liveとなってしまった「Solitude HOTEL」の告知があってから
公式HP上で5/30までのカウントダウンが始まり
テイザー映像では不穏な演出に不安を覚えたのを今になって思い出した
自分がHPを訪れない間にもHPは徐々に崩れ
写真が塗りつぶされたり、404not foundが増えていたらしい
それに加えて直近ではベストアルバム発売や全曲公演だ。
今回が最終公演であるということを明確に伝えてくれていたんだと今になって思う。
心のどこかでは気づいていたが、受け入れたくなかった。
ブクガと出会ったときのことを振り返る
それは2019年9月25日、東京に住んでいたときのことだ。
羊文学目当てだったライブがブクガの所属レーベル主催のイベントだった。
予習のために聞いたブクガの楽曲すべてが
当時、単身で上京し孤独感や焦燥
全てに押しつぶされそうで、
逃げだしたい感情を常に抱えていたことでそれは深く突き刺さった
羊文学そっちのけで当日までブクガを聞き続け
開演から一瞬で虜となったのを今でも鮮明に覚えている
ライブではMC無し、アンコール無しの圧巻のパフォーマンスで
余りの衝撃に終演後も立ち尽くしてしまった。
とりあえず、歌声とルックスがドストライクな和田輪と速攻でチェキを撮り
渋谷の沖縄料理屋でソーキソバを食べながらチェキを眺めていたのを
懐かしく、微笑ましく、ひたすら気持ち悪いなと思い返している。
それからは言うまでもないが、東京で勤務していた半年間
ライブ三昧だった中で、都内で開催されるブクガのライブには全て足を運んだ
その当時から、突然消えてしまうような感覚があったからだ
彼女たちのパフォーマンスは常に命を削っている。
そのようなことまで思わせてしまうほど全力だった。
全てをさらけ出し、歌い、表現する様にただただ圧倒されるのだ。
一番驚いたのは中数日しか空いていない公演のセトリが全て違ったことだ
バンドの演奏とはわけが違う。
延々と続く変拍子の中、歌い・踊るわけだ。
彼女たちは常に想像を超えてきた。
最後にブクガを見たのは2019年12月7日の福岡公演だった。
以降、何度かチャンスがあったものの越県が疎まれるのを気にして
ライブに行かなかったことを猛烈に後悔している。
落ち着けばいつでも行けると思っていた。
人間とは本当に都合の良い生き物で
突然消えてしまいそうと思っておきながら
ライブに行けないことに理由付けし納得してしまっていた
世界が一変してもう1年以上経つ
もしこのような世界になっていなかったら
彼女たちは終わりを決断することなく
歌い続けていたのだろうか
最大の過ちがもう一つある。
ライブ開催が危惧され、多くのアーティストが配信ライブを行う中
どんなに好きなアーティストでも有料配信を避けていた。
もちろん活動ができない中で、貴重な収入源となり得ることは理解していた。
にも関わらずだ。
金銭的に余裕がないは理由にならない。
ファンを名乗るに相応しくない理由で、彼女たちの最終公演を目にしていないのだ。
今まで、日頃の行き場の無い感情の行き着く先がライブ会場だと思っていた。
ライブに助けられ、ライブに生かされてきた。
だからこそ有料配信にどうしても足を踏み込めなかった。
YouTubeにライブ映像が上がっているのとは訳が違う。
そんなプライドが邪魔し、彼女たちの最後の姿を見ていない。
今後、ブクガの活動が無いであろう事実と共に
このどうしようもない後悔、恥じらいが続くのだと思う。
とは言え最終公演を見逃した自分と切り離してみれば
ブクガらしくブクガにしかできない本当に素晴らしい終わり方だったと思う。
活動開始当初から5/30を終わりとして決めていたのではないかと思わるほど
その時まで用意周到に進んでいたことに気づく。潔く、美しい。
しかしながら、暗い文章を書き綴っている傍ら
このような終わり方を選んだブクガに対し
ファンとして誇らしい思いがあるのも事実だ
癒えようのない傷なのか、一生大切にしていくであろう思いなのか
いずれにせよ、ブクガの思惑にはまったことに変わりはない
やられた。と思うのが苦ではないのは、ブクガファンならわかってくれるだろう
感情が揺れ動くまま駄文を書き連ねて少しずつ落ち着いてきた
これからも楽曲は生き続けるだろうし、聞き続けるだろう。
せめてもの罪滅ぼしとして8月に発売が決定している映像作品は購入するつもりだ
これから4人がどのような活動していくにしても応援することだけは
紛れもない事実である
そこにブクガを辞めた理由。
などと無粋な疑問は一切起こらないことは自信をもって言える
今はそれでいいかな
ここまで読んで頂いた方はブクガファンの方だけだと思うが
ファン失格でありながら、的を得ない感想を書き綴っただけの雑文で申し訳なく思う。
ブクガの楽曲紹介を記事にあげようと考えていた矢先の出来事でした
いつか前向きな気持ちで読み返せるようになるまで
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