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細野豪志防災担当大臣が全国民に向けて災害への備えを求める「緊急要請」を出すと話しました。「何かが起きるの?」「結局、家に何をどれだけ置けばいいの?」と気になった人も多いと思います。
先に結論です。緊急要請は、防災庁が発足する11月2日に出す予定と報じられています。大臣が求めているのは、食べ物・水・トイレを最低3日分、できれば1週間分、公的な支援がなくても家で過ごせるように用意しておくことです。いちばん後回しにされやすいのはトイレで、内閣府は災害用トイレの備蓄目安を1人あたり1週間で35回分としています。
断水するとトイレが流せなくなるので、まずは携帯トイレ(非常用トイレ)を人数分そろえておくと安心です。選び方は記事の後半で紹介します。
細野大臣の「緊急要請」とは
FNNプライムオンラインの報道(10月27日配信)によると、細野大臣はフジテレビのネット番組「ニュース延長戦はじめます」に出演し、防災庁が発足する11月2日に、中央省庁や全都道府県、全国民に災害への備えを進めるよう「緊急要請」を出すと述べました。
番組で大臣は「最低限3日、できれば私は1週間」と話し、公助がなくても家で過ごせるよう、食べ物やトイレ、水を用意してほしいと呼びかけています。あわせて、南海トラフ地震や首都直下地震、千島海溝・日本海溝沿いの巨大地震、富士山噴火への備えを課題に挙げました。
報道を見る限り、特定の日に災害が起きると予告したものではなく、大きな災害に向けて家庭での備えを進めてほしいという呼びかけです。慌てて買い占める必要はありませんが、家にあるものを確かめるきっかけにはなります。
1週間分の備蓄の目安
農林水産省の広報誌「aff」2026年3月号では、家庭備蓄は1人あたり最低3日分から1週間分が望ましいとしたうえで、大人2人・1週間分の例を載せています。主なものをまとめると次のとおりです。
| 品目 | 目安 | 大人2人・1週間の例 |
|---|---|---|
| 水 | 1人1日3リットル(飲む水と調理用) | 2リットル×6本を4箱 |
| 主食 | 米、乾麺、カップ麺、パックごはんなど | 米2キロ×2袋、パックごはん6個など |
| 主菜 | レトルト食品、缶詰など | レトルト18個、肉や魚の缶詰18缶など |
| カセットボンベ | 1人1週間で約6本 | 12本 |
| カセットコンロ | 1台 | 1台 |
| トイレ | 1人1週間で35回分(内閣府の目安) | 70回分 |
トイレの行だけは内閣府の資料の目安で、ほかは農林水産省の例です。人数分に置き換えるときは、1人分の目安に家族の人数と日数をかけて考えます。たとえば1人暮らしで3日分なら、水は9リットル、トイレは35回分を7日で割った1日5回として15回分です。
家にあるものを数えるときのポイント
新しく買う前に、いま家にあるものが何日分になるかを数えてみると、足りないものがはっきりします。数えるときは、次の点を見ておくと抜けが少なくなります。
- 水は「人数×日数×3リットル」で計算する。2人で3日なら18リットル、2リットルのペットボトルで9本
- 食べ物は、温めなくても食べられるものが入っているかも確かめる
- カセットボンベは本数だけでなく、家のコンロに合うか、使用期限が過ぎていないかを見る
- 携帯トイレは「人数×日数×5回」で必要な回数を出す
- 赤ちゃんやペットがいる家庭は、その分のミルクやおむつ、フードも別に数える
数えた結果をメモしておくと、次に買い足すときや、賞味期限を見直すときにも役立ちます。
まずトイレから備える理由
内閣府の防災情報のページでは、断水などの影響で深刻なトイレ問題が起きることが想定されるとして、災害用トイレの備えを呼びかけています。排泄を我慢すると、栄養状態の悪化や脱水症状などの健康障害を招くおそれがあるとも書かれています。ただ、同じページによると、災害用トイレの備蓄率は約20%にとどまっています。
水や食べ物は、ふだん買っているものを少し多めに置いておけば備えられます。一方で、携帯トイレはふだん使わないので、意識して買わないと家にありません。今回の呼びかけで何から手をつけるか迷ったら、トイレからそろえるのがおすすめです。
食べ物はローリングストックで
農林水産省はふだん食べているものを少し多めに買っておき、賞味期限の古いものから食べて、食べた分を買い足す「ローリングストック」をすすめています。こうすると、特別な非常食を大量に買わなくても、いつも一定の量が家にある状態を保てます。
とはいえ、レトルトやカップ麺だけでは味が単調になりがちです。お湯や水を注ぐだけで食べられるアルファ米を、主食の一部として加えておくと便利です。
関連する商品の選び方
携帯トイレは「回数」と「臭い対策」で選ぶ
携帯トイレを選ぶときは、まず人数×日数×1日5回で必要な回数を出し、それに合うセットを選びます。50回分なら、1人でおよそ10日、2人でおよそ5日の計算です。
もう一つ見ておきたいのが臭い対策です。使ったあとの袋は、ごみの収集が再開するまで家に置いておくことになります。「BOS非常用トイレ(Bセット)50回分」は、臭わない袋BOS、凝固剤、汚物袋、便器カバーの4点セットです。
主食にはアルファ米のセット
尾西食品の「アルファ米12種類セット」は、白飯、五目ごはん、わかめごはん、松茸ごはん、赤飯、ドライカレー、チキンライス、えびピラフ、白がゆ、梅がゆなど12種類が1食ずつ入っています。種類が多いので、ローリングストックで食べ回すときにも飽きにくい組み合わせです。
カセットボンベはコンロに合うものを
停電やガスが止まったときに温かい食事を作るには、カセットコンロとボンベが要ります。農林水産省の目安は1人1週間で約6本なので、2人なら12本です。ボンベの使用期限の目安は約7年、コンロは約10年とされています。
イワタニのカセットガス12本セットなら、大人2人・1週間の目安にちょうど合う本数です。ボンベは家にあるコンロに合うものを選び、使用期限も確かめておきましょう。
よくある疑問
Q. 緊急要請は、近いうちに大きな地震が起きるということですか?
報道されている大臣の発言は、防災庁の発足に合わせて災害への備えを呼びかけるもので、特定の日に地震が起きると予告したものではありません。大臣は南海トラフ地震や首都直下地震などへの備えを課題に挙げています。
Q. 3日分と1週間分、どちらを目安にすればいいですか?
大臣も農林水産省も「最低3日分、できれば1週間分」としています。いきなり1週間分をそろえるのが難しければ、まず3日分を用意し、ローリングストックで少しずつ増やしていく方法があります。
Q. 携帯トイレは何回分あればいいですか?
内閣府の目安は1人あたり1週間で35回分です。家族の人数をかけると、2人なら70回分、4人なら140回分になります。
まとめ
- 細野大臣は、防災庁が発足する11月2日に、全国民に災害への備えを求める「緊急要請」を出すと述べた
- 求めているのは、食べ物・水・トイレを最低3日分、できれば1週間分
- 水は1人1日3リットル、カセットボンベは1人1週間で約6本、トイレは1人1週間で35回分が目安
- ふだん使わない携帯トイレは、意識して買わないと家にない。迷ったらトイレから
- 食べ物はふだんのものを多めに買って食べ回すローリングストックで備える
11月2日の要請を待たずに、まずは家の水と食べ物、トイレが何日分あるかを数えてみてください。足りないものが分かれば、買い足すものも決まります。

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