【中武士竜】実験体Aの復讐劇「十字架のろくにん」【あらすじ　感想】

こんにちは、まーるです。

作品情報

「十字架のろくにん」は中武士竜先生の初連載作品です。

初めは別冊少年マガジンで連載されておりましたが、読者アンケート&単行本1巻の売上も芳しくなく、第7話をもって別冊少年マガジンでの連載は終了となりました。

その後、マガポケへの移籍という形となりましたが、マガポケでは人気が爆発。

電子版での売り上げは紙の6.6倍を記録。

単行本3巻にして全巻重版もかかり、まさに大逆転した作品です。

私は「十字架のろくにん」を別冊マガジン連載中から毎月楽しみにしておりましたので、このような形で連載が継続してくれたことに本当に感謝しております。

マガポケ内では常に人気トップクラスですし、今後も非常に期待できる作品です。

あらすじ　（※ここから若干のネタバレあり）

主人公は弟思いの優しい少年、漆間俊うるましゅん。

出典　マガポケ公式サイトより　作者　中武士竜

小学5年生の時「実験体A」として5人の同級生にいじめられる。

いじめを「実験」と見立てており、実験内容は実験体Aを「どこまで追い詰めれば自殺するか」

以下5人の同級生。

出典　十字架のろくにん1巻より　作者　中武士竜

ある日俊は河川敷で捨て猫を拾う。

家では飼えない為、弟と2人だけの秘密でそのまま河川敷で飼うことに。

しかしそのシーンを目撃されており、5人に猫を処分されてしまう。

俊は限界を迎え両親にいじめられていることを打ち明ける。

両親のおかげで転校することが決まったが、そのことも5人に知られてしまう。

「実験の途中で逃げ出すことは許さない」

遂には家族まで標的にされ、事故に見立てて両親の命まで奪われてしまう。

弟は助かったが、一生寝たきりかもしれない状態に。

自殺を考える俊だが、叔父の存在を思い出す。

叔父は北山部隊という第二次世界大戦中に発足した日本の秘密部隊出身で、人を殺すことに精通していた。

絶望の俊は家族が殺されたことを伯父に打ち明ける。

俊は5人に復讐をするために伯父に鍛えてもらうことに。

出典　十字架のろくにん1巻より　作者　中武士竜

4年後、高校生になった俊は5人への復讐を開始する。

独断と偏見によるランク評価

4つの項目を1〜10点でランク付けしてみました。

ジャンルは復讐サスペンス。

結構重く過激なストーリーなので読む方を選びますが、中途半端にぬるい作品ではなく、ダークな方向に突き抜けてて面白い。

絵は読みやすくカッコいい。俊の冷たい表情はかなりそそりますね。復讐劇といった物語に非常にマッチしていると思います。

復讐対象の5人もそれぞれ個性があり、魅力あふれます。今のところ右代うしろが一番好きです。

復讐を題材にした作品は多数ありますが「十字架のろくにん」は一味違う。

何が違うかというと「容赦ない復讐方法」

俊の徹底した復讐がこの作品の一番面白いところであり、人気がある理由の一つだと感じます。

まとめ

正義と悪の交錯に目が離せない

前述しましたが、読む方を選ぶ作品です。

暴力的、性的な表現もありますし、胸糞悪くなる方もいるかもしれません。

そういった過激な表現に抵抗のない方、むしろ好みの方には最高の作品で間違いありません。

ちなみにですが

マガポケにて1話が無料で読めます。超絶面白いので試しにどうぞ。