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「朝ドラ『ブラッサム』の主人公って、実在の人がモデルなの?」「第1回に出てきた『生きて行く私』って本当にある本?」。9月28日に始まったNHK連続テレビ小説『ブラッサム』を見て、そんなふうに気になった人も多いのではないでしょうか。
先に結論を書きます。主人公・葉野珠(はの・たま)のモデルは、明治・大正・昭和・平成を生きた作家の宇野千代(うの・ちよ)さんです。 第1回で珠が執筆していた「生きて行く私」は、宇野千代さんが実際に書いた自伝的な作品で、今も文庫などで読むことができます。
この記事では、NHKの番組ページなどの公式情報をもとに、宇野千代さんがどんな人だったのか、ドラマと一緒に読みたい本と読む順番をまとめます。
朝ドラ『ブラッサム』は9月28日スタート
『ブラッサム』は、2026年9月28日(月)から放送が始まった連続テレビ小説です。NHKの番組ページでは「激動の明治・大正・昭和を駆け抜けた作家・宇野千代さんをモデルとした葉野珠の物語」と紹介されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主演 | 石橋静河さん(葉野珠 役) |
| 作 | 櫻井剛さん、小松與志子さん |
| 主題歌 | YOASOBI「咲き誇れ」 |
| 放送(総合) | 月〜土 午前8時〜8時15分(土曜は1週間の振り返り) |
| 放送(BS) | 月〜金 午前7時30分〜7時45分 |
| 再放送(総合) | 月〜土 午後0時45分〜1時 |
BSとプレミアム4Kでは、毎週土曜の午前8時15分から月〜金曜分をまとめて放送します。見逃した回は、昼の再放送や土曜のまとめ放送で追いかけられます。
第1回は、昭和57年、年を重ねた珠(加賀まりこさん)が青山の書斎で新聞連載「生きて行く私」を執筆する場面から始まり、そこから明治41年の山口県岩国へと時代がさかのぼります。
モデルの宇野千代さんはどんな人?
宇野千代さんは、1897年(明治30年)11月28日に山口県玖珂郡横山村(現在の岩国市川西)で生まれた作家です。1996年(平成8年)6月10日に98歳で亡くなるまで、小説を書き続けました。
山口県の観光サイト「おいでませ山口へ」の特集をもとに、主な経歴を整理します。
- 作家として:恋愛や人生を描いた小説を数多く残し、『色ざんげ』『おはん』『生きて行く私』『淡墨の桜』などを発表。『おはん』(1957年)は第5回野間文芸賞を受賞
- 編集者・実業家として:1936年に女性向けのファッション誌『スタイル』を創刊
- 着物デザイナーとして:1949年に『きもの読本』を刊行し、1957年にはアメリカできもののショーを開催
作家、編集者、着物デザイナーと、いくつもの顔を持っていたのが特徴です。ドラマの舞台になる岩国には、宇野千代さんの生家が今も残っています。
第1回に出てきた「生きて行く私」とは?
「生きて行く私」は、宇野千代さんが自分の人生を振り返って書いた作品です。1982年から1983年にかけて新聞で連載され、のちに単行本になり、100万部を超えるベストセラーになりました。
ドラマの第1回では、年を重ねた珠がこの連載を書いている場面から物語が始まります。ドラマの「語りの出発点」になっている作品なので、ドラマと並べて読むと、どの出来事がどう描かれているのかを比べる楽しみ方ができます。
なお、NHKの番組情報では「作」として櫻井剛さん・小松與志子さんの名前が挙がっており、宇野千代さんの生涯をモデルにした物語として紹介されています。登場人物の名前も珠をはじめドラマ独自のものになっているので、本の内容とドラマの展開がすべて同じとは限りません。違いも含めて楽しむのがおすすめです。
ドラマと一緒に読みたい本の選び方
宇野千代さんに関する本はたくさんありますが、ドラマを楽しむ目的なら、次の3つの目的で選ぶと迷いにくくなります。
- ドラマの内容や登場人物を知りたい → 公式ガイドブック
- モデルになった人生そのものを知りたい → 『生きて行く私』
- 作家としての代表作を読んでみたい → 『おはん』
読む順番に迷ったら、まずガイドブックでドラマの人物関係をつかみ、次に『生きて行く私』で宇野千代さん本人の言葉にふれ、興味がわいたら小説『おはん』へ進むのがスムーズです。
ただし、『生きて行く私』は宇野千代さんの人生を後半まで書いた作品です。ドラマの先の展開を知りたくない人は、放送が進んでから読むのもひとつの方法です。
ドラマをもっと楽しむための本3選
ここからは、ドラマと一緒に読みたい本を紹介します。
NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 ブラッサム Part1
NHK出版から2026年9月18日に発売された公式ガイドブックです。NHK出版の発表によると、価格は1,485円(税込)、128ページ。石橋静河さんをはじめとする出演者のインタビュー、加賀まりこさんと松たか子さんの対談、美術セットの紹介、宇野千代さんの生涯年表、山口県岩国市のガイド、第1週から第11週までのあらすじなどが収録されています。
生きて行く私(角川文庫)
ドラマの第1回にも登場した、宇野千代さんの自伝的な作品です。ドラマのモデルになった人生を、本人の言葉でたどれます。
おはん(新潮文庫)
第5回野間文芸賞を受賞した、宇野千代さんの代表作のひとつです。作家としての宇野千代さんの文章にふれたい人に向いています。
9月28日昼にAmazonで確認したところ、リンク先はいずれもKindle版の商品ページで、表示価格はドラマ・ガイドが1,485円、『生きて行く私』が723円、『おはん』が473円でした。価格は変わることがあるため、購入前に商品ページで確認してください。紙の本を選びたい人は、商品ページで形式を選び直せる場合があります。
よくある疑問
Q. 『ブラッサム』に原作の小説はありますか?
NHKの番組情報では、宇野千代さんをモデルにした葉野珠の物語として紹介されており、「作」として櫻井剛さん・小松與志子さんの名前が挙がっています。特定の小説をそのままドラマにした作品としては紹介されていません。モデルになった人生を知りたい場合は、宇野千代さん自身が書いた『生きて行く私』が参考になります。
Q. 『生きて行く私』を読むとネタバレになりますか?
宇野千代さんの人生を振り返った作品なので、ドラマのもとになった出来事を先に知ることになる可能性はあります。ドラマは人物名や展開が独自に描かれている部分もあるため、まったく同じになるとは限りませんが、気になる人はドラマの放送が進んでから読むと安心です。
Q. 見逃した回はいつ見られますか?
NHKの番組ページによると、総合では月〜土曜の午後0時45分から再放送があり、BSとプレミアム4Kでは毎週土曜の午前8時15分から月〜金曜分をまとめて放送します。最新の放送予定は番組ページで確認してください。
まとめ
朝ドラ『ブラッサム』の主人公・葉野珠のモデルは、岩国出身の作家・宇野千代さんです。第1回に登場した「生きて行く私」は、宇野千代さんが実際に書いた自伝的な作品です。
ドラマの人物関係を知りたいならNHKドラマ・ガイド、モデルの人生を知りたいなら『生きて行く私』、作家としての代表作を読みたいなら『おはん』が選び方の目安です。これから続く放送を、本と一緒にじっくり楽しんでみてください。

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