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JR東海が10月16日、東海道・山陽新幹線の次の新型車両の名前を「S0系(エスゼロけい)」と発表しました。Googleトレンドでも「s0系」の検索が急に増えています。
先に結論を書きます。S0系の営業運転は2029年7月の予定です。N700S以来のフルモデルチェンジで、自動運転システムを積むほか、デッキの荷物置場が6か所から9か所に増え、グリーン車には2タイプの新しい座席が入ります。デビューまでは3年近くあるので、それまでは今走っているN700Sのプラレールや図鑑で、親子で新幹線を楽しむのがおすすめです。
新幹線「S0系」の発表内容
JR東海の発表資料から、主な内容を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | S0系 |
| 走る路線 | 東海道・山陽新幹線 |
| 営業運転の開始 | 2029年7月の予定 |
| 確認試験車 | 2028年8月に1編成を投入予定 |
| 位置づけ | N700S以来のフルモデルチェンジ |
| 先頭の形 | 新しく開発した「ツイン リーメクス形」 |
名前の「0」は、東海道・山陽新幹線の新しい進化の基点という意味です。「S」はShinkansenとSupremeの頭文字から取っています。これまでのN700系シリーズとは別の、新しい番号の車両になります。
なお、青い帯などの細かいデザインはこれから決めると資料に書かれています。
S0系はいつから乗れる?投入の計画
営業運転は2029年7月に始まる予定です。ただし、すぐに全部の列車がS0系になるわけではありません。発表された投入の計画は次のとおりです。
| 年度 | 編成数 |
|---|---|
| 2029年度 | 8編成 |
| 2030年度 | 7編成 |
| 2031年度 | 7編成 |
| 2032年度(上期) | 3編成 |
| 合計 | 25編成 |
2032年度の下期より後の計画は、まだ決まっていません。デビューしてしばらくは本数が少ないので、「S0系に乗りたい」と思ったら、運転が始まったあとの案内を確かめる必要があります。
N700Sから何が変わる?主な4つの点
1. 自動運転システムを積む
S0系は、運転士が運転室に乗ったうえで自動で走る「GOA2」という自動運転システムを積みます。ボタンを押して発車すると、決められた速度に沿って自動で走り、時間どおりに決まった位置で止まります。途中で急に徐行が必要になったときも、最新の情報を受け取って速度を計算し直し、遅れを小さくします。
2. 地震のときに早く止まる
地震を検知してからブレーキをかけ始めるまでの時間を、今の10分の1ほどに短くします。今は2秒ほどかかるところを、0.2秒ほどにする計画です。ブレーキの制御も改良し、地震のときにブレーキがかかってから止まるまでの距離を、N700Sより約5%短くします。
3. 大きな荷物を置きやすくなる
スーツケースを持って新幹線に乗る人が増えていることから、デッキの荷物置場を6か所から9か所に増やします。客室の荷棚も広くなり、先頭車は約25%、中間車は約5%スペースが増えます。
トイレや洗面所も変わります。女性専用トイレは広さが約25%増え、ベビーベッドが付きます。男性専用トイレは引き戸になり、洗面所の間口も広がります。
4. グリーン車に2タイプの座席
グリーン車には、多機能アームレスト座席(8・9号車)と、パーティションで仕切った座席(10号車)の2タイプが入ります。9号車のデッキには、身だしなみを整えられるパウダーコーナーができます。グリーン車の無料Wi-Fiは、通信がより安定するように改良されます。
足元のスペースも、N700Sより約140mm広くなります。リクライニングできる角度を調整し、跳ね上げ式のフットレストを使うことで広げています。
N700SとS0系の違いを表で比べる
数字で示されている違いを、表にまとめます。
| 比べる点 | N700S | S0系 |
|---|---|---|
| 運転 | 運転士が運転 | 自動運転(運転士が乗務するGOA2) |
| 地震検知からブレーキ開始まで | 2秒程度 | 0.2秒程度 |
| 地震時のブレーキ距離(285km/hから) | 基準 | 約5%短く |
| デッキの荷物置場 | 6か所 | 9か所 |
| グリーン車の足元 | 基準 | 約140mm広く |
| 編成全体の消費電力量 | 基準 | 約6%少なく |
| 車体の再生アルミの割合 | 約14% | 約20% |
省エネの面では、先頭の形の改良や自動運転による効率のよい走り方で、消費電力量を減らします。廃車になった新幹線のアルミを再利用する割合も増やします。
N700SやN700Aにも一部の新機能が付く
S0系を待たなくても、一部の新機能は今の車両にも付きます。JR東海は、N700AとN700Sを改造して、S0系の機能の一部を追加すると発表しています。
| 新機能 | 改造の開始時期(予定) |
|---|---|
| グリーン車の無料Wi-Fiの拡充(N700S) | 2027年1月以降、順次 |
| グリーン車の新しい座席など(N700S・N700A) | 2028年4月以降、順次 |
| 自動運転・地震時の早期検知(N700S) | 2029年10月以降、順次 |
グリーン車の新しい座席は、2027年12月以降に新しく造るN700Sで先に取り入れます。ただし、N700Aのうち近いうちに廃車になる予定の車両は改造しません。
デビューまで親子で楽しめる新幹線グッズ
S0系のおもちゃや模型は、まだ発表されていません。今買えるのは、現在の主力のN700Sの商品です。N700Sは、S0系が出たあとも東海道・山陽新幹線で走り続ける車両なので、今のうちにN700Sを知っておくと、S0系が出たときに違いを見比べられます。
選ぶときは、次の点を目安にしてください。
- 小さな子どもと遊ぶなら、電池で走るプラレール
- 大人が本格的に始めるなら、線路と電源がセットになったNゲージのスターターセット
- 新幹線の種類を知りたい子には、写真と映像で見られる図鑑
プラレール いっぱいつなごう レールで速度チェンジ!! 新幹線 N700S
N700Sの6両編成のプラレールです。付属の「スピードかえレール」(はやい・ゆっくり各1本)を通ると、走る速さが変わります。単3形乾電池1本で走りますが、電池は別売りです。
付属のレールは、スピードかえレールの2本だけです。初めてプラレールを買う家庭では、レールのセットも一緒に用意してください。
KATO Nゲージスターターセット N700S新幹線「のぞみ」
鉄道模型のNゲージを始めたい人向けのセットです。N700S「のぞみ」の4両の車両に、線路と電源(パワーパック)が付いているので、これ1つで走らせられます。鉄道模型は線路から電気を取って走るので、電池は使いません。
DVD付き 新幹線スーパー大図鑑(こども写真ひゃっか)
全国を走る新幹線を写真で紹介する子ども向けの図鑑です。N700Sのほか、0系などの引退した車両やドクターイエローも載っています。約70分の映像が入ったDVDが付いていて、誌面のQRコードからスマホでも映像を見られます。2024年8月に出た本なので、S0系は載っていません。
よくある疑問
Q. S0系はどの列車で走る?
発表資料には、のぞみ・ひかり・こだまのどれで使うかは書かれていません。営業運転が近づいたら、JR東海の案内を確かめてください。
Q. S0系に乗ると料金は高くなる?
発表資料には、運賃や料金の変更についての記載はありません。
Q. S0系が出たら、N700Sはなくなる?
JR東海は、S0系の機能の一部を追加するためにN700Sを改造すると発表しています。S0系のデビュー後もN700Sは使われる予定です。N700Aは、2031年3月や2032年7月までに廃車を予定している車両があると資料に書かれています。
Q. S0系のプラレールは出る?
10月17日時点で、S0系のプラレールや鉄道模型の発売は発表されていません。
まとめ
東海道・山陽新幹線の次期車両「S0系」は、2029年7月に営業運転を始める予定です。自動運転システムを積み、地震のときに早く止まれるようになるほか、荷物置場の増設やグリーン車の新しい座席で、乗る人の使いやすさも上がります。
デビューまでは3年近くあります。それまでは、N700Sのプラレールや鉄道模型、新幹線の図鑑で、今の新幹線を楽しんでおくのもいいと思います。

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