『逆賊の幕臣』吉田松陰役は中村倫也さん|放送前に読みたい小栗忠順と松陰の本3冊

『逆賊の幕臣』吉田松陰役は中村倫也さん|放送前に読みたい小栗忠順と松陰の本3冊

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2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』の新しい出演者が、10月9日にNHKから発表されました。吉田松陰役は中村倫也さん、高杉晋作役は寛一郎さんです。SNSでも「来年の大河」のキャストが話題になり、「小栗忠順って誰?」「松陰とどう関わるの?」と気になった人も多いと思います。

先に結論です。放送は2027年1月10日(日)から、NHK総合で毎週日曜の午後8時から始まる予定です。主人公は幕臣の小栗忠順(松坂桃李さん)で、今回発表された吉田松陰や高杉晋作は、若いころの小栗と同じ塾で出会う人物として登場します。

この記事では、第8弾で発表されたキャストと役どころを整理し、放送前に小栗忠順と吉田松陰を知っておける本を3冊紹介します。

目次

『逆賊の幕臣』第8弾キャストの発表内容

第8弾のテーマは「薩摩・長州の人々」です。NHKの発表では、のちに幕府を倒そうとする西国の藩の人物として、次の4人が紹介されました。

役名 出演者 大河ドラマ出演
吉田松陰 中村倫也さん 3作目
高杉晋作 寛一郎さん 3作目
島津久光(薩摩藩国父) 斎藤工さん 4作目
島津斉彬(11代薩摩藩主) 西岡德馬さん 10作目

作品の基本情報もあわせてまとめます。

項目 内容
作品 第66作 大河ドラマ『逆賊の幕臣』
主人公 小栗忠順(松坂桃李さん)
作 安達奈緒子さん
放送開始 2027年1月10日(日)NHK総合 午後8:00〜8:45ほか
配信 NHK ONEで同時・見逃し配信予定

情報は10月9日時点のNHKの発表によるものです。放送予定は今後変わる場合があります。

主人公・小栗忠順はどんな人?

小栗忠順(おぐり・ただまさ)は、江戸幕府の終わりごろに財政や外交、軍事の要職を務めた幕臣です。NHKの紹介では、1827年に江戸・神田駿河台で生まれた2500石の旗本で、1860年に遣米使節として渡米しています。

帰国後は、造船所・製鉄所の建設や日本初の株式会社の設立などを進め、勘定奉行を何度も務めました。上司に直言しては辞職し、また呼び戻されることが70回あったという伝説もあるそうです。しかし明治新政府からは「逆賊」とされました。NHKの紹介によると、同じ遣米使節でも後世に語り継がれたのは、勝海舟が乗った随行艦・咸臨丸のほうでした。タイトルの『逆賊の幕臣』はここから来ています。

なお、2027年は小栗忠順の生誕200年にあたります。

吉田松陰・高杉晋作と小栗のつながり

今回の発表でいちばん意外だったのが、松陰と晋作が小栗と同じ塾に関わっていたことです。制作統括の勝田夏子さんも、小栗の儒学の師・安積艮斎(あさか・ごんさい)の門下に松陰と晋作がいたことに驚いた、とコメントしています。安積艮斎は中村雅俊さんが演じます。

NHKの役紹介をもとに、小栗との関係を整理すると次のようになります。

人物 小栗との接点(NHKの役紹介より)
吉田松陰 江戸で安積艮斎の門下生となり、開国すべきかどうかを小栗ら塾生と激しく議論する
高杉晋作 松下村塾で松陰に学んだあと江戸へ遊学し、安積艮斎の塾で小栗と出会う。江戸の牢へ送られた松陰を救おうと、小栗を頼る
島津斉彬 若いころの勝麟太郎(海舟)の蘭学の才を見込んだ一人。勝は斉彬の海軍構想にほれ込む
島津久光 斉彬の異母弟。兵を率いて上洛し、朝廷の使者と江戸に入って幕府に政治改革を求める

松陰と晋作は、幕府を倒す側の人物として描かれることが多い人物です。今作では、幕府側の小栗と若いころに出会い、立場が分かれていく相手として描かれます。

放送前に読んでおきたい本3冊

放送までの3か月で、主人公と、今回話題になった松陰・晋作の両方を知っておける本を選びました。制作統括の勝田さんも「オグリって誰?」と思った人が多いはずだと書いているとおり、小栗は松陰や晋作ほど知られていません。まず小栗の人物像を押さえておくと、ドラマの場面が分かりやすくなります。価格は10月9日時点のAmazonの表示で、変わることがあります。

小栗の生涯を知る『小栗上野介 「逆賊」とされた開明派幕臣』

小栗忠順の生涯を1冊でたどるなら、2026年9月25日に発売された中公新書の『小栗上野介 「逆賊」とされた開明派幕臣』(塚越俊志)が新しい本です。渡米で西洋の知識を吸収し、外国奉行や勘定奉行として行財政改革や横須賀製鉄所の創設に取り組んだあと、新政府軍に捕らえられて斬首されるまでの42年をまとめています。

目次には「安積塾と小栗家」「安積塾の門下生たち」といった項目もあり、今回発表された松陰・晋作とのつながりの背景も確かめられます。新書・Kindle版とも1,078円です。

松陰と晋作を小説で読む『世に棲む日日』

吉田松陰と高杉晋作の2人をまとめて知りたい人には、司馬遼太郎さんの長編小説『世に棲む日日』(文春文庫・全4巻)が合います。松陰が黒船での密航に失敗して罪人となり、その思想が松下村塾の晋作に引き継がれ、晋作が奇兵隊を組織するまでを描いています。吉川英治文学賞の受賞作です。

まず1巻を読んで、続きが気になったら2巻以降に進む読み方がおすすめです。新装版1巻は320ページで770円です。

松陰本人の言葉を読む『吉田松陰 留魂録(全訳注)』

松陰本人が書いたものを読んでみたい人には、講談社学術文庫の『吉田松陰 留魂録(全訳注)』(古川薫)があります。『留魂録』は、安政の大獄に連座した松陰が処刑の前に牢の中で書いた、弟子たちへの遺書です。原文に現代語訳と注が付いているので、古文に慣れていなくても読み進められます。

NHKの役紹介にも、松陰が江戸の牢へ送られる話が出てきます。ドラマのその場面の前後に読むと、松陰の考えが見えてきます。文庫・Kindle版とも1,155円です。

よくある疑問

Q. 『逆賊の幕臣』はいつから放送されますか?

NHKの発表では、2027年1月10日(日)から、NHK総合で午後8時から8時45分に放送が始まる予定です。NHK ONEでの同時配信と見逃し配信も予定されています。

Q. 勝海舟は誰が演じますか?

勝麟太郎(海舟)役は大沢たかおさんです。NHKの紹介では、小栗と勝は性格も考え方も対照的でありながら、ともに幕府内で疎まれつつ頼られた2人として描かれます。

Q. 原作の小説はありますか?

NHKの発表では、作(脚本)は安達奈緒子さんで、原作の記載はありません。放送前に人物や時代を知りたい場合は、この記事で紹介したような評伝や小説が参考になります。

まとめ

2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』の第8弾キャストとして、吉田松陰役に中村倫也さん、高杉晋作役に寛一郎さん、島津久光役に斎藤工さん、島津斉彬役に西岡德馬さんが発表されました。放送は2027年1月10日(日)から始まる予定です。

主人公の小栗忠順は、松陰や晋作と若いころに同じ塾で出会っていた人物です。放送前に予習するなら、小栗の生涯は中公新書『小栗上野介』で、松陰と晋作は『世に棲む日日』で、松陰本人の言葉は『留魂録』で読んでおくと、1月からのドラマをより楽しめます。

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この記事を書いた人

仕事と育児に追われながらも家電や節約など
生活に関する事を紹介しています!
お菓子のたべっ子どうぶつに絶賛ハマり中。
ちなみに目玉焼きはマヨネーズ派です。

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