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10月3日、帝国データバンクが「和菓子店の倒産が2026年は過去最多のペースで増えている」という調査結果を発表しました。Yahoo!リアルタイム検索のトレンドにも「和菓子店」が入り、「近所のお店は大丈夫かな」「好きなお店がなくなる前に何かできないか」と気になった人も多いと思います。
先に結論です。いちばん直接的な応援は、そのお店で和菓子を買うことです。近くにお店がなければ、お店の公式通販やふるさと納税、百貨店の和菓子催事を使えば、遠くの和菓子屋さんの品も買えます。新宿高島屋では10月6日(火)まで、全国の和菓子が集まる催事「和菓子魂」が開かれていて、高島屋オンラインストアでも同じ名前の企画が行われています。
この記事では、調査結果の中身を整理したうえで、和菓子屋さんを応援する具体的な方法と、買った和菓子を家でおいしく楽しむための道具や本を紹介します。
和菓子店の倒産はどれくらい増えているのか
帝国データバンクが10月3日に公表したレポートの内容は次のとおりです。
- 2026年1〜9月に発生した和菓子店の倒産(負債1,000万円以上、法的整理)は22件
- この時点で2025年の件数を上回り、年間で過去最多を更新するペース
- 2020年以降に倒産した138件を業歴別に見ると、業歴100年以上の老舗が24件(17.4%)、業歴50年以上が全体の半数
長く地域で親しまれてきたお店ほど影響を受けている、という結果です。
倒産が増えている理由
レポートでは、理由として次のような点が挙げられています。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 原材料の値上がり | 小豆、砂糖、もち米などの価格が上がり続けている |
| ほかのコストの上昇 | 包装資材、光熱費、人件費も上がっている |
| 値上げしにくい | 和菓子は日常のお茶菓子や地域の贈答品として買われることが多く、値上げへの抵抗感が出やすい |
| 職人の高齢化 | 技術を受け継ぐ人が見つからず、作る量を保ちにくい |
| 需要の減少 | 冠婚葬祭の簡素化、若い世代の和菓子離れ、常連客の高齢化 |
一方でレポートは、インバウンド需要の取り込み、OEM製造、ネット販売、ふるさと納税への出品、新しい商品づくりなどに取り組むお店には伸びる余地がある、とも書いています。買う側から見ると、通販やふるさと納税で買えるお店が増えているということでもあります。
好きな和菓子屋さんを応援する方法
1. お店で買う・普段のお茶菓子にする
いちばんシンプルで効果があるのは、お店に行って買うことです。お祝いや手土産のときだけでなく、週末のお茶の時間に一つ二つ買うだけでも、お店にとっては大事な売り上げになります。
季節の上生菓子は、店頭に並ぶ時期が限られています。秋なら栗や柿、紅葉をかたどったお菓子が出てくる時期なので、季節が変わるたびにのぞいてみるのも楽しいと思います。
2. お店の公式通販を使う
遠方のお店や、旅行先で出会ったお店を応援したい場合は、お店の公式サイトに通販ページがないか確認してみましょう。日持ちのする羊羹、最中、焼き菓子などは通販で扱っているお店が多いです。
通販サイトで買うときは、次の点を確認しておくと安心です。
- 賞味期限と、届いてから食べきれるかどうか
- 送料(商品より送料が高くなることもある)
- 配送日の指定ができるか(贈り物にする場合)
3. ふるさと納税の返礼品から選ぶ
帝国データバンクのレポートでも、ふるさと納税への対応が和菓子店の取り組みの一つとして挙げられています。ふるさと納税のサイトで「和菓子」「羊羹」「最中」などと検索すると、地域の和菓子店の品が返礼品として出てきます。応援したい地域がある人には選びやすい方法です。
4. 百貨店の和菓子催事に行く
全国の和菓子を一度に見比べたいなら、百貨店の催事が便利です。新宿高島屋の公式サイトによると、催事「和菓子魂」は次の日程で開かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年10月1日(木)〜6日(火) |
| 会場 | 新宿高島屋 11階特設会場ほか(2階・4階・10階・地下1階にも関連会場あり) |
| 時間 | 店舗の営業時間に準じる(最終日の11階特設会場は午後6時まで) |
| 内容 | 47都道府県の和菓子が集まる。イートイン、ワークショップ、トークショーなども開催 |
高島屋オンラインストアでも「和菓子魂」の企画が行われているので、会場に行けない人は通販で探す方法もあります。催事で気に入ったお店を見つけたら、次はそのお店の公式通販や店舗で買う、という流れにすると長く応援できます。
買った和菓子を家でおいしく楽しむために
和菓子を買う回数を増やすなら、家で食べる時間を楽しくしておくのもひとつの方法です。ここでは、お茶をおいしく淹れるための急須と、和菓子屋さんがもっと身近に感じられる小説を紹介します。
急須を選ぶときのポイント
- 茶こしが外せるか:外せるタイプは、急須の中まで洗いやすい
- 容量:1〜2人なら300ml前後が使いやすい
- 茶こしの目の細かさ:深蒸し茶のように細かい茶葉を使うなら、目詰まりしにくいものを選ぶ
ペットボトルのお茶でも和菓子は食べられますが、急須で淹れた温かいお茶と合わせると、あんこの甘さとお茶の渋みの組み合わせがよくわかります。
きつさこ 常滑焼 雫急須 300ml(朱泥)
愛知県の常滑焼の急須です。商品ページによると、ステンレスの茶こしが付いていて、取り外して急須の中まで洗えます。容量は300mlで、深蒸し茶にも使えると書かれています。1〜2人分のお茶を淹れるのにちょうどいいサイズです。
和菓子のアン(光文社文庫)
デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた18歳の梅本杏子(アンちゃん)が主人公の、お仕事ミステリー小説です。お客さんの不思議な言動の理由を、和菓子の歴史や由来をヒントに解いていきます。読むと和菓子の名前や季節との結びつきに詳しくなり、和菓子屋さんのショーケースを見るのが楽しくなる一冊です。
アンと幸福(光文社文庫)
「和菓子のアン」シリーズ第4弾の文庫版です。Amazonの商品ページでは、発売日は2026年10月8日と案内されています(10月3日時点では予約受付中)。シリーズを読んだことがある人は、文庫で続きを読むちょうどいいタイミングです。初めての人は1作目の『和菓子のアン』から読むのがおすすめです。
よくある疑問
Q. 倒産したのはどこのお店ですか?
帝国データバンクのレポートでは、石川県や神奈川県の老舗の事例が紹介されています。この記事では個別のお店については取り上げません。気になるお店がある場合は、そのお店の公式サイトや公式SNSのお知らせを確認してください。
Q. 通販で買うと、お店の応援になりますか?
お店の公式通販や、お店が出品しているふるさと納税の返礼品なら、お店の売り上げにつながります。同じお店の商品でも、販売元が別の会社になっている場合もあるので、気になるときは販売元の表示を確認しておくと安心です。
Q. 和菓子の値上げは今後も続きますか?
レポートでは、小豆や砂糖、もち米などの原材料価格が上がり続けていることが理由として挙げられています。今後の価格はお店ごとに違うため、ここでは断定できません。値上げがあっても、それはお店を続けるための判断だと受け止めて、買える範囲で買い続けるのが応援になります。
まとめ
- 帝国データバンクによると、2026年1〜9月の和菓子店の倒産は22件で、過去最多を更新するペース
- 原材料や光熱費の値上がり、値上げのしにくさ、職人の高齢化などが重なっている
- 応援するなら、店頭で買う・公式通販・ふるさと納税・百貨店の催事が使いやすい
- 新宿高島屋の「和菓子魂」は10月6日(火)まで。高島屋オンラインストアでも開催中
好きなお店があるなら、まずは今週末のお茶菓子をそのお店で買うところから始めてみてはいかがでしょうか。

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